少年消防夏季研修

笠岡消防署で毎年開催されている「少年消防夏季研修」へ,本校からは13名の児童が参加しました。主催の笠岡地区消防組合では「笠岡地区管内の消防クラブ員に対し,防火思想の普及啓発及びクラブ員相互の親睦を図るため消防署1日体験をする。」という目的を立てて実施してくださっています。酷暑の中,消防署の皆さんが業務の傍らで多数関わってくださいました。お世話になった皆様に,まずは心より御礼申し上げます。

13名の子供は皆,自ら希望して参加しました。笠岡小学校では夏休みのこの時期の研修会に,毎年一定数の子供が自主的に参加するとのこと。私はこのことに,正直言って驚いています。感心しています。こういう好奇心旺盛で積極的な子供が一定数いることは,笠岡小学校の特長の一つなのだと思います。

子供たちが体験した主なことを書き上げると,次の通りです。

  • 地震体験,消防車放水体験,煙道体験,救命体験,ロープ結索体験,ロープ渡過体験,初期消火体験,車両見学

本当に楽しかったようです。そして一日中体を動かし,非日常的な体験・新たに知ったことの数々にワクワクし,夕方にはとても疲れた様子でもありました。間違いなく,夏休みの貴重な学習機会の一つとなりました。

以下,終了後に書いた2名の「感想文」を紹介します。

Aさん(6年生)
<楽しかったこと>
ロープ渡過体験で,ロープと手だけで逆さまの状態で進むのが難しかったが,楽しかった。
<「すごかったなあ」と感じたこと>
消防士さんたちは,15kgもあるものを軽々と持っていてすごいと思った。
<「参加してよかったなあ」と感じたこと>
簡易的トイレの作り方や消火器の使い方がわかった。
<ほかに体験したかったこと>
消防士さんがしているような壁登りや壁下りがしてみたい。はしご車のバスケットの中に入ってみたい。
<家族の人に伝えたいこと>
救急車の中に入っているものについて教えたい。消火器の使い方を教えたい。

Bさん(5年生)
<楽しかったこと>
体験したこと全部が楽しかったです。中でも,一番楽しかったのがロープを渡るやつです。
<「すごかったなあ」と感じたこと>
ロープを渡るとき,消防士さんたちはすごいスピードで渡っていました。見ていたら簡単そうに見えたけど,やってみたらすごく難しかったです。すごかったです。
<「参加してよかったなあ」と感じたこと>
お昼ご飯はすごくおいしいし,教え方も上手だし,おもしろいし,やさしいからとてもいい思い出になりました。参加してよかったなあと思いました。
<ほかに体験したかったこと>
消防車に乗って,ハンドルを動かすだけ動かしたいです。
<家族の人に伝えたいこと>
消火器の使い方を知ったのを教えたい。倒れている人がいたらどうしたらいいのかを伝えたい。今日勉強したことを全部伝えたい。


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