令和5年度始業式のお話

みなさん,新しい学年への進級おめでとうございます。来週月曜日入学式が行われて,入学してくる新1年生46名を迎えますから,全員で279名の仲間とともに,令和5年度の笠岡小学校はスタートします。

このスタートにあたって,今日は2つのことを話します。一つ目。先ほど,転校してきてくれたお友達を紹介しました。さらに,今日から新しく加わってくれた人たちがいます。3月まで今井小学校で過ごしていた24人の皆さんが,今日からいっしょに学校生活を送ることになりました。そう,だから今日から笠岡小学校は,「新しい笠岡小学校」になったのですよ。

3月24日,笠岡小学校では修了式をして,皆さんはお昼でお家に帰った日だけど,その午後から今井小学校では,閉校式,学校を閉じる式典が開かれました。校長先生は,新6年生の代表7人と担任の先生と,参加してきました。学校が閉じられるって大変なことなんですよ。24人の人たちにとって,とても大きな出来事だったんです。その式典に参加してくれた6年生に,今日はその時感じたことを聞いてみようと思うのです。代表の人,出てきてくれますか?

(2名の代表が閉校式に参加した際の感想を言う)

ありがとう。今の二人の話を聞いて,改めて24人の気持ちを想像してください。そして,24人を迎えるその他の人たち,今日から新しい笠岡小学校の仲間が増えたことを改めて喜びましょう。特別なことをしてほしいと言っているのではありません。24人の新しい仲間といっしょに,普通に学校生活を送りましょう。そうすることが,加わった24人の人にとっても,安心する,うれしいことだと思いますよ。

今日2つ目のお話。この1年間,皆さんに頑張ってほしいことはたくさんあります。でもね,今日はたった一つだけ話しますね。それは,去年もずっと言ってきたあいさつについてです。

笠岡小学校の子どもたちはあいさつがよくできるようになったねと言われているって話,修了式にもしましたね。去年朝会でも何度かしました。でもね,人によって,できていることが違うと思うんですよ。ここに4つのあいさつの様子を並べます。皆さんはどのレベルでしょうか?今朝の「おはようございます」のあいさつを思い出してください。

  • 「相手から」→あいさつはするんだけど,自分からなかなか言えず,相手が言ってくれたらそれに返しているよ。
  • 「自分から」→そうではなく,自分から先にあいさつをしているよ。
  • 「伝わる声」→自分からあいさつはできるけど,相手にはっきり聞こえない声で言う人もいます。そうじゃなくて,私はちゃんと伝わる声で言っているよ。
  • 「目を見て」→自分から進んで,ちゃんと相手に伝わる声で,しかも相手の目を見て言っているよ。

さて,手を挙げてもらいますよ。自分のあいさつ,どれですか?1つに決められない人は,何回選んでも構いません。手を挙げてくださいね。

(それぞれに対して挙手を求める)

今日のこの4つについて,1学期の終業式にも皆さんに尋ねようと思います。良いあいさつの人がだんだん増えるといいですね。良いあいさつをすることは,あなたのことを信頼しているよ,安心していっしょにがんばろうね,という気持ちを伝えていることになるんです。だから,あいさつがしっかりできる子どもたちは,仲がいいし,協力して活動できるから良いものも作れるし,みんなで考えを深め合ってお勉強も頑張れるんです。去年1年間で,笠岡小学校の子どもたちのあいさつのレベルは本当に上がりました。今年も,もっともっと「あいさつ自慢」の学校に笠岡小学校をしていきましょう。そうすれば,あいさつだけじゃなくて色々なことがもっともっとできるようになりますよ。

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