魅力ある授業づくりのための学級経営研修会

本日,標記研修会を開催しました。

講師の佐藤正寿先生@東北学院大学は,朝から本校へお越しくださり,2校時〜4校時に全教室を見ていただきました。その上で授業づくり・学級経営の良さや課題を把握し,午後教員一人一人に対してコメントしてくださいました(一番上の写真)。各教員も日頃の取組や悩みについて語り,佐藤先生には一人一人に寄り添っていただきました。大変貴重かつ有意義な時間となりました。

15:40からは市内他校の先生方も多数参加してくださり,講演「『令和の日本型学校教育』の構築を支える学級経営」を拝聴しました(4枚の写真はその一部)。佐藤先生には,本校の子供達や教員がリーディングDXスクール事業のねらいに即して取り組んでいることを高く評価していただき,それを支える学級経営の大切さについて,様々な研究成果や佐藤先生の経験を元にお話しいただきました。参加者は,明日からの学級経営・授業づくりを「がんばってみよう!」と思える,前向きな気持ちで研修を終えることができました。

なお,佐藤先生が提示してくださった資料について,ご希望される笠岡市内の先生方には配付して構わないとのことです。ご要望があれば遠慮なく本校までお問い合わせください。

閉会のあいさつで述べたことの一部を,以下に転載します。この研修会開催の意図をご理解いただけますと幸いです。

  • 学級経営が,授業づくりに大きな影響を及ぼすということは,感覚的に誰でも理解できることです。ただし,ご講演の中でもあったように,学級経営というもののとらえ方は人それぞれ・様々です。私は,学級経営を単なる「ハウツーの話」にとどめたくなかった。「このことを学校全体でそろえましょう」,「このことはみんなでやりましょう」,それは大事なことではあるけれど,それが学級経営そのものではない。それよりも,年度はじめに当たって学級経営に対する見方・考え方を先生方と共通理解したかった,一つ一つの手立ての土台にある見方・考え方を先生方と共有したかった。そのために,全国広しといえども,学級経営論を語れる大学の先生は実は限られていて,その中でも代表的な方のお一人,佐藤正寿先生にお越しいただき,ご指導いただいたということです。佐藤先生におかれましては,これまで何度も笠岡へ来ていただいているとはいえ,ご多用な中,遠路はるばるお越しいただき本校のために時間を使っていただきました。不易と流行を共に大切にしながら,子供たちの健やかな成長のために,教えていただいたことを私たちそれぞれが自分で咀嚼し,取組に生かしてまいります。
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