令和6年度第1学期終業式のお話

皆さんおはようございます。4月8日に始まった第1学期,いよいよ今日までとなりました。長く感じたでしょうか。短く感じたでしょうか。どちらの人もいるでしょうね。でも,4ヶ月足らずの間,いろいろなことがあったでしょうから,今日でホッと一息つく,そんな気持ちはみんな同じではないでしょうか。


今日はここに書いたようなことをお話しします。まずは4月8日の始業式で話したことの振り返りから。1つめ,あいさつ自慢の学校になろうという話をしたんですが,それからふりかえります。



5月の朝会でこんな話をしました。児童会の挨拶運動が終わってから,あれ?前よりもできなくなってきたんじゃないかな?と感じることが増えて,挨拶は相手のことを大切に思う気持ちを伝えるものだから,目あるいは顔を見てするのが正しい挨拶です。そして,自分から先にするものです。そういう姿は,やはり高学年が模範を示さなければなりません。そんな話をしました。

一方で6月の朝会ではこんなことを話しました。ある保護者の方が届けてくださったメッセージを紹介しました。もう読みませんが,学校を離れた場所でもちゃんとお手本のようなあいさつができている6年生がいるということ。すばらしいです。そんな話もしました。


1学期のあいさつ運動,取り掛かりが早かったですね。4月の第2週目から児童会が動いてくれました。1学期の後半には,笠岡商業高校野球部の皆さんもあいさつ運動に加わってくださいました。これだけ,活発になってきているということは,笠岡小学校があいさつ自慢の学校にどんどん近づいてきている,学校の外の人も認めてくださってきているということです。これは誇りに思いましょう。

ただね,校長先生は正門にほぼ毎日立っていますが,まだまだ,あいさつの仕方は人によっていろいろ。もっともっとできると思う人はたくさんいるように思います。そこで,ちょっと聞いてみたいと思います。とってもよくできているが5点,全然できていないが1点として,今の自分は何点だろう?手を挙げてみてください。

まず,自分は相手の目を見て,顔を見てあいさつができている,5点の人?4点の人?・・・・・・・・・・

ではもう一つ。自分から進んでできている,5点の人?4点の人?・・・・・

つまり,まだまだ良くなる,まだまだできることがある人は,たくさんいるということですね。今,そのことが自分ではっきり意識できたことは,良かったと思います。

夏休み中も,いろんな人へのあいさつをすると思うけど,さらに2学期,3学期と,少しでもあいさつの仕方がレベルアップして欲しいなと思います。




次に始業式に話した,ルールや約束について振り返ります。これは6の2にあった掲示物を写したものです。児童会では,たびたび生活目標を守るための取り組みをしてくれています。先生たちに言われたから考えるのではなく,自分たちで考えるということ,とても大事ですね。


そして,S A B Cのめあてのレベルを自分たちで決めて,それができたかどうか反省していく。なぜそれが良いかというと,自分たちで決めたら守ろうとする気持ちも高まるからです。皆さんが自分たちで決めたことをめあてにして,振り返っていくということを続けていること,とてもすばらしいし,頼もしいなと思っています。

ルールや約束は守るものです。守らなければならない。そもそもここができていないのは,世の中で生きていく上で他の人に迷惑をかけますから,あってはならないことです。でも,笠岡小学校で取り組んでいることは,それよりもレベルの高いこと,ルールや約束を自分たちで作って,それは先生に言われたから仕方なく守っているのではなく,自分たちでより良い生活をするための話し合いをして,自分たちのために守っていこうとしています。これからも続けていって欲しいと願っています。

7月の児童朝会で話した,電子メディアとのつきあい方の約束事を3つ決めて夏休みにチェックする話もそうですね。皆さんこれ,もう書いたと思いますが,自分が納得する約束事になりましたか?ぜひ,チェックする日,3つの約束事が守れるように,夏休み頑張ってください。


もう一つ,最近知ったすばらしい取り組みを紹介します。6年生が国語の「デジタル機器と私たち」の学習の中で,グループで話し合ってメディアとのつきあい方についてしっかりとした文章で提案をしてくれています。場所や使い方を考える,時間を決めて使用する,悪口や個人情報を書かない,など,説明文を読んでそれを元に自分たちの考えをまとめて,とても説得力のある提案をしてくれています。こういう6年生が,2学期からも学校全体を引っ張ってくれることが,とても楽しみです。

6年生を中心に,2学期からもより良い約束やルールを,みんなで作り,より良い学校にしていきましょう。




ルールや約束とは関係のない話ですが,1学期中に頑張った人たちを少し紹介します。左は,キーボー島アドベンチャーで名誉島民になった人たち,右はABC笠小っこ賞を100枚もらった人たち。どちらも校長室の中や玄関へ飾っています。もっともっと増えていくと思います。この人たちを目標にして,他の皆さんも頑張って欲しいと思います。

最後に,夏休みに向けてのお話をします。去年も同じことを言いましたが,夏休みはしっかり遊べば良いんです。でも,これだけは頑張ったぞ,と夏休みが終わって言えることを最低1つは作って欲しい。それは,できれば自分の夢につながることであれば,やる気になりますよね。フリースタイルプロジェクトで,調べていくことを自分の夢と結びつけたら,お勉強も楽しくなりますよ。そして,しっかり遊んだり,これだけは頑張ったを作ったりするためにも,時間を大切にしてほしいのです。その時間のことを,話します。

毎日,たった10分間,何かを続けてしたとします。それは勉強でも,運動でも,趣味でもなんでも構いません。すると,夏休み中がんばると,6時間やり続けたことになります。6時間続けてやるのは大変だね。でも,1日10分続けるだけで,それだけたくさん頑張った時間が生み出せるのです。じゃあ,30分頑張ったとしましょう。そしたら,夏休みが終わった時には,18時間やり続けたことになります。さらに,毎日60分やったら,夏休みが終わった時には36時間もやり続けたと同じことになるんです。夏休みはお休みすれば良いんです。でも,こうして毎日ちょっとの時間を重ねるだけで,こんなに頑張れるということも知っておいてください。

夏休みが終わったらどんな自分になっていたいですか?勉強でも運動でも趣味でもなんでもいいから,なっていたい自分をイメージして,何かを続けてみましょう。夏休みが終わったら,大きく成長した自分ができているはずですよ。

長い長い1学期の間,皆さんよく頑張りましたね。お疲れ様でした。良い夏休みを過ごしてくださいね。

笠岡市立笠岡小学校ホームページはこちら