児童朝会のお話(9/30)

皆さんおはようございます。前期運営委員会が最後の仕事として中心になってやってくれたのはあいさつ運動でしたね。特に,右上写真のあいさつロード,素敵な様子でしたよ。盛り上げるためのいいアイディアでしたね。そしてここには全学年からたくさんの人が参加してくれていました。あいさつは,あいさつ運動の期間に盛り上がって終わりではありません。この期間,とっても盛り上がってよいあいさつができるようになった,それをあいさつ運動が終わっても続けていくこと。それが大事です。そしてなんと,先週は前期と後期の運営委員の入れ替わりがあったのですが,後期の人たちもすぐにあいさつ運動を続けてくれました。皆さんの,「あいさつ自慢の学校を作ろう」とする意識がしっかりつながっていることを,とても頼もしく思います。

さて今日は,あいさつのことではない,短いお話を一つします。

「自分がされていやなことは,ほかの人にしてはいけません。」そう言われたことはありますか?たぶん,ほとんどの皆さんが,そういう言葉を聞いてきたのではないかと思います。これ,とっても大切なことですね。これまでも心掛けてきたと思うけど,これからもぜひ続けてくださいね。

ただ,校長先生から皆さんに,もうひとつ,知っておいてもらいたいことがあるので伝えますね。それは,

「自分がされて平気なことでも,ほかの人にはそうではないことがある。」ということです。


たとえば,あなたが牛乳が大好きだったとしましょう。牛乳は体にも良い飲み物ですし,先生からもしっかり飲むように言われますね。

けれども,アレルギーなどの健康上の理由や,そのほかいろいろな事情で,どうしても牛乳が飲めない人もいます。そんな人に無理やり牛乳を飲ませたりしませんよね。牛乳は体に良い飲み物だからといっても,そういう人にとっては,全然良い飲み物ではないわけです。牛乳の話はほんの一つの例ですが,遊びや勉強,そのほかのことでも,同じようなことはたくさんあります。

そこで「自分がされて平気なことでも,ほかの人にはそうではないことがある。」3つ例を挙げて気を付けなければならないことを伝えますね。

私は名前を「よびすて」されても平気です,という人もいるでしょう。だけど,相手はよびすてをされるのが嫌かもしれませんよ。傷つく人もいるかもしれません。だから「さん」をつけてよべば,嫌な思いをする人はいなくなりますね。さんをつけてよぼうと言っているのは,だれに対しても嫌な気持ちにさせにくいからなんです。

ひそひそ話をしながらチラッと見られる。私は平気だよという人がいるかもしれません。でも,嫌な人もいますよ。「にらまれた」と思うかもしれないですよ。だから,紛らわしいふるまいはやめた方がよいのです。つらい思いにさせているかもしれませんからね。

私はグーグルクラスルームで,友達からどんなことを書かれても平気だよ,という人がいるかもしれません。でも,とっても気になる人,嫌な思いをする人もいるんです。だからポチッとボタンを押す前に,読み直してみましょう。今自分が書いたことは,誰が読んでも嫌な気持ちにならない書き方になっているか。とても大切なことですよ。

人にはそれぞれ違いがあります。それは当たり前のことです。違うからこそ,あなたはあなただし,私は私なんです。自分と他の人は違うんだということを知って,それを認めて,大切にしあっていきたいですね。自分を大切にしたいなら,同じくらい他の人を大切にしましょう。そうすることが,結局,私たち一人一人が自分らしく,楽しく生活できることに結び付きます。

これで今日のお話を終わります。


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